ど〜すりゃいいのよ離乳食

あれれ、なんともない!
 お粥以外で初めて口にしたのが「じゃがいも」でした。 やっとスプーンに慣れたばかりのゆ〜ちは、「まずい」「眠い」「つまらん」等、 あらゆる機会をとらえて、食事を拒否するので、予定した量を食べさせるのは至難の業です。
 それでも、茹でてマッシュした初めてのじゃがいもの味には、たいそうご満足の様子。 「今日は私の勝ちだな、大人をなめるなよ。ハッハッハッ」と、ゆ〜ちの顔を眺めながら、 様子がいつもと違うことに気がつきました。「あれれ、なんともない!」
 お粥の時は、いつも必ず口のまわりが赤くなっていたのです。 もちろん、おかしいとは思っていました。でも、30分位すると元に戻るし、 生後2ヶ月位からアトピー様の症状が出ていたので、「この子は皮膚の弱い子だから、 こんなこともあるんだろう」と勝手に解釈していたのです。
 でも、お粥で赤くなって、じゃがいもではならないとすると、これはやっぱりおかしい! ということで、はじめて食べたマッシュポテトが食物アレルギー発見のきっかけとなりました。

人はパンのみで生きるのにあらず
 米も小麦も食べられないとなると、主食は何にしたら良いのでしょう?
 ものの本には稗(ひえ)だの粟(あわ)だのと書いてありますが、 見たことないし、どこで売ってるのかわからないし、どうやって食べるのか 見当もつかない・・・。ないないづくしで、ど〜すりゃいいのよ!と嘆きつつも、離乳食は毎日の問題 (当時は1回食)なので、悩んでいる間にも、毎日毎日何を食べさせるか決めなければなりません。 (今にして思えば、1週間ほど母乳だけの生活に戻したって、別にどうということもなかったのですが・・・)
 結局、5日連続でマッシュポテト。こんなことでいいのか?!と、悩みも頂点に達した頃、 祖母が「戦争中は米がないから芋を食べたもんだ」と話していたのを思い出し、 ついでに、ドイツ人の主食はじゃがいもだ、と何かで読んだことも芋蔓式に思い出して、 やっと「主食は米と小麦」という常識の呪縛から少し自由になることができました。
 米や小麦を食べなくても、薩摩芋、タロイモ、とうもろこし等を主食にして、 ちゃんと生きてる人間が、この地上には沢山いるのでした。
 昔から言うでしょ、人はパンのみで生きるのにあらずって。(意味が違う!!)


じゃがいも
マッシュポテト
 初期の頃は、じゃがいもを茹でで裏ごしし、お湯でのばして食べさせていました。
 慣れてくると、フォークでつぶしただけのものや、煮くずれするまで茹でたものを喜んで食べました。

嫌なものは嫌
 あんなに好物だったじゃがいもなのに、ある日突然、全然食べなくなりました。
本来なら、こういう時は無理強いせず、しばらく与えないのがいいのですが、 ゆ〜ちは食べられるものがあまりない頃だったので、あきらめきれず、 茹で加減やじゃがいもの種類等いろいろ変えてみましたが、結構強情でどうしても食べません。
 しかたがないので1〜2週間休んでは少し与える、ということを繰り返しましたが、 なかなか食べるようになりませんでした。

フライドポテト
 ある日、ゆ〜ちの前でフライドポテトを食べていた時のこと。ゆ〜ちが椅子の上で体を前後にゆすって 「ウ〜ウ〜」と吠えています。これは「それ、ちょうだい」の意思表示。
 「ゆ〜ちの嫌いなじゃがいもだよ」と言ってみても、もちろん通じないし諦めるわけもないので、 仕方なく、油のついた皮を剥がし中身だけをつまんで与えたところ、ぺロッと食べたではありませんか! それだけでなく、もっとよこせの意思表示。こうして、この日はかなりの量のじゃがいもを喜んで食べたのでした。

まさか、そーゆーこと?
 やっとじゃがいも嫌いがなおったか、と喜んでマッシュポットを作ってあげたのに、またまた全然食べません。 スプーンで口の前に持っていくと、両手をブンブン回して拒否します。
 もしかしてフライドポテトなら食べるのか?と思い、別の日に作ってみましたが、またしても両手ブンブンでした。
 そしてまたある日、私がフライドポテトを食べていると「それちょうだい」を始めました。 面倒だったので、前回と同様にしてあげたところ、喜んで食べます。う〜ん、訳が分からない。
 沢山食べそうな雰囲気なので、ゆ〜ちのスプーンを使ってあげたところ、突然、両手ブンブンを始めました。 もういらないのか、と私だけ食べていると、またしても「それちょうだい」。
 まさかと思い、今度は指でつまんであげると食べる。同じ物でもスプーンでは「ブンブン」。そうだったのか・・・。
 大人には理解できないことですが、じゃがいもは指から食べる、これが0歳児ゆ〜ちのこだわりのようです。


冷凍庫の友
冷凍庫に常備していた、離乳食のお助け食材。
野菜スープ
 カレーやシチュー等を作る時、味付けする前に取り分けて、1食分ずつ冷凍します。
 幸いなことに牛肉や豚肉は大丈夫なので、肉入りの時は、肉・野菜・スープを一緒にミキサーにかけた ものを冷凍にします。この時、苦手なブロッコリーをこっそり混ぜたりもします。

オ・ト・ナの野菜スープ(←レシピあり)
 セロリや長葱が入っているので、こう呼んでいます。
 2〜3週間に1度、いっぱい作って冷凍しておきます。

青菜
 小松菜、チンゲン菜などの葉の部分を茹でてみじん切りにし、1食分ずつラップに包んで冷凍しておきます。
 片栗粉やタピオカ粉でとろみをつければ、味付けしなくても喜んで食べます。お粥にまぜたりもします。

かぼちゃ
 ほんの1かけしか食べない赤ちゃんのために、かぼちゃを調理するのは大変ですが、 冷凍かぼちゃなら、あらかじめ茹でて切り分けたものを冷凍してあるので、とても便利です。
 また、ほとんどが国産のかぼちゃを使っているので安心です。
 ペースト状にしてそのままあげてもいいし、あまり好きじゃないものに混ぜて食べさせることもあります。

帆立貝柱
 生食用の帆立貝柱が1個ずつ冷凍されているもの。
 電子レンジで解凍し、紐の部分は外してから粗みじん切りにして、そのまま食べます。

あみ海老
 体長1cm位の桜海老よりもっと小さい海老。お医者さんによると「海老は小さいものがいい」とのこと。
 熱湯で湯がいてからみじん切りにして、お粥などに混ぜています。

Aカットパン
 冷凍のまますりおろし、水を加えて電子レンジで温めれば、即席お粥のできあがり。
 1歳になった今では、焼いてそのまま食べるのが気に入っているようです。ジャムやA−1ミートソース をつけると沢山食べます。

トウモロコシ
 茹でたトウモロコシをみじん切りにし、さらに裏ごししてから1食分ずつラップに包んで冷凍します。 食べる時は、電子レンジで解凍するだけ。
 裏ごしするのはトウモロコシの皮を取るためですが、これが泣くほど大変な重労働!! でも、ゆ〜ちの大好きな数少ない穀物なので、がんばりました(見かねてパパも手伝ってくれました)。
 9月に最後のトウモロコシを買った時は「これでトウモロコシの仕込みから開放される」という喜びと 「代わりに食べられる穀物を見つけなければ!」という悲壮感で複雑な気持でした。

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